‐ 白 雪 姫 ‐


 第1章、白雪姫
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たっくんから何等かの反応が返ってきたのか、杏は窓際できゃーきゃー飛び跳ねてる。


「相変わらず仲良さげでよろしゅーですね〜」


はー(ため息)

わたしは杏の所為でまた落ち込みかけてるのにっ!


「あら?あらあらあら?
白雪姫がすねてる!かーわい!あんたには朝岡王子がいるじゃ〜ん」






「は、ななな、なにそれっ?」


「ゆきちゃん、どもりまくりきょどりまくり〜!

冗談だよ、相変わらず、からかいがいがあるね」


そう言うと、杏はまた飛びはねながらたっくんのところへ…




な、なによ!

杏のばかたれ!
バカップル!!!


突然あんなこと言うから焦ったじゃない……


もーっ


ぷいっと顔をあげると、黒板にでかでかと、


 王子役
  朝岡 陽太郎


その横にはまたまたド派手に、

 白雪姫役
   倉内 ゆき



と書かれてあった。


 

あー………


わたしほんとに白雪姫なんだ。

それに王子様はあの朝岡くん。


なにもかも完璧で、でもちょっぴり寂しそう(に見える)あの朝岡くん。




あ〜どうしよう。


どうしようって何がどうしてわたし、こんなに焦ってるのか分かんないけど…




うん、とりあえず

なんだかとっても不安だから、


朝岡くんの上の



王子役


ってのに点をつけて



玉子役



にしておいた。




なぜかこれで
ほっとした。



よーし!

後は

明日、朝岡くんがわたしの存在すら知らなかったときのための、自己紹介を考えよう!!



うん!


 
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