‐ 白 雪 姫 ‐


 第2章、王子様
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一番ばれたくなかった人にばれてしまった…


「まあ面白かったし、いいんじゃない?」


いや、よくない!!

本人にばれちゃったんだし………



「でもなんで玉子にしたの?なんか俺に恨みでもあんの?」


ないないないっっ!!


「わたし朝岡くんのこと恨んでなんかないよ!」


「じゃあなんで?」


「それは…」



言えない…


朝岡くんが演じる王子様が、わたしに釣り合うはずないよね……


だから朝岡くん!


申し訳ないけど、せめて玉子になって下さい!


(玉子ならきっと、わたしと釣り合うよね)


って思ったからなんて、
恥ずかしくて絶対言えない!!!




「なんとなく…うん!なんとなくだよ!!」


「はは、なんとなくかよ!
倉内さんやっぱおもしろいね。てか、なんか変。」


「それって褒めてるの?けなしてるの?」


「さあ、どうでしょう」


「え!?何それ?」



それからわたしと朝岡くんは、最終下校時間の9時までずっと喋った。


劇の練習はしてないけど。


でも朝岡くんとの距離が、ぐっと縮まった気がした。



朝岡くんは、やっぱりクールな王子様だ。

でも気さくで話しやすくて、すごく優しい人なんだろうなって思った。



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