‐ 白 雪 姫 ‐


 第5章、星空とココア
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「まあそんなに落ち込まなくても、倉内さんなら大丈夫でしょ。」


…大丈夫?


「倉内さんなら宮木を満足させる演技ができる。

それに宮木も今頃『言い過ぎたぁ』って後悔してると思うよ。」


朝岡くんはそう言うと、わたしを見てにっこり笑った。

わたしも笑い返す。



ココアよりも温かいものが心の中に広がった。




不思議。



朝岡くんがそう言ってくれると、ほんとに自分ならできるって気がしてくる!


うん、できる!
こんな弱ってる場合じゃないよね!



わたしは立ち上がった。


「そうだよね!何落ち込んでたんだろ、わたし。頑張らなきゃね!」


振り向くと、朝岡くんが頷いてくれた。



あー
朝岡くんはなんて素敵で、なんていい人なんだろう!!


「朝岡くん、ほんとにほんとにありがとう!いい劇にしようね」


「うん。俺もがんばるから。」

朝岡くんも立ち上がった





「倉内さん家どこ?遅いし送るよ」

「いいの?」



朝岡くんは夜遅いのにも関わらず、わたしを家まで送ってくれた。

その間、わたしは朝岡くんと色々な話をしながら幸せをかみしめていた。



元気になって、朝岡くんにばいばいして、家に入ってわたしは耐え切れずに叫んだ。


「朝岡くん、素敵すぎ〜!!」



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