‐ 白 雪 姫 ‐


 第4章、魔女
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「りんご?」

「ん、りんご。早く食べてよ」


つやつやしてて、赤くて、大きくて、おいしそうなりんご。



すっごく

「おいしそう、じゃあいただきまー…」


待って!!


このシチュエーション本物の白雪姫の話と一緒じゃない?


相手は魔女だよ?

りんごだよ?



わたしは
チクチクツンツンな岡田くんとりんごを交互に見つめた。


まさかこの人、

本気でわたしのこと!?!?




「も、もしかして…それは毒りんご、なの?」


「ふっ!」


岡田くんが突然吹き出し


「はははは」


お腹をかかえて笑いだした。


わたしは何がなんだか分かんなくてア然。



「毒りんごじゃねーから!ほらっ」


サクっと岡田くんはりんごをひとかじり。


「ほんとだ!」


「今俺にりんごブーム来てていつも持ち歩いてる訳。

んで、倉内が毒りんごって思ったらおもしれーなーって試しにやってみたけど、本気で思うとか、お前マジでばか〜」


と言ってまた笑い出した。





だ…騙されたあ〜!!



「ひどい!!」


「お前、ほんとおもしれ〜な〜」


笑いすぎだよ〜!!!


「ひどいひどいひどい!!!!」


そんなやり取りをしているうちに、みんなが来た。


「よし!じゃやるか!」


宮木くんの声で練習はスタート。



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