‐ 白 雪 姫 ‐


 第9章、夏のスキー場
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練習が終わって部屋に戻ると、みんなはもうすやすや眠っていた。


まあ、もう12時だしね。


杏はたっくんとメールしていたのか、携帯を持ったまま眠ってる☆



そのとき、ふと今日の昼のことを思い出した。



《学校始まって文化祭終わったら、朝岡くんと何の接点もなくなっちゃうかもしれないんだよ!?》




そんなの……

絶対やだよ




―――




自分の家じゃない場所ではなかなか寝付けないわたし。


何度も何度も体勢を変えて、早く寝ようとするけど、朝岡くんのことが頭から離れない――



わたし、こんなにも誰かのことを考えてるの、はじめてだ…


 

今まではこんなこと、なかった。



目が合うだけでドキドキしたり


話したり笑いあうだけで、わくわくしたり幸せだって思えたり


その人のことをもっと知りたいって思ったり



考えるだけで、今みたいに胸が締め付けられるように苦しくなったり…




こんなこと、はじめてだ。


こんなに男の子を好きになったのは、はじめてだ。




朝岡くんは今、何を考えてるのかな―――………




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