‐ 白 雪 姫 ‐


 第2章、王子様
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次の日、
学校へ行くと教室が妙に騒がしい。


え?なになに〜

なんか面白いことでもあったのかな?



「誰が書いたんだよ〜」

「くく、玉子役とか……」



はっ!!


教室のざわめきは、昨日のわたしの落書きのせいだった!!


みんなすごく笑ってる……


これ書いたのわたしってばれたら恥ずかしすぎるよ……!!


どうしよ………



ガラガラ


騒がしい教室のドアが開いた。




「朝岡〜!お前玉子役になってんぞ〜!」


教室に入ってそのまま突っ立ってたわたしの後ろでドアは開いた。
背が高くて、スラっとしてて、程よく制服を着くずしてる彼、


入って来たのは朝岡くんだった。



「はよ〜玉子様」

クラスの男子が朝岡くんに向かって言った。


朝岡くんが黒板を見た!!
「何それ、誰が書いたの?」


ギクリ…


わたしは硬直した



「それが分かんねーんだ。書いたやつはやく名乗れよ〜」



そのとき、朝岡くんが横にいるわたしをちらっと見た。



わたし、
石のようになる…。



朝岡くんはわたしを見て少し笑って、窓際の自分の席に座った。









と、とりあえず
ばれてないみたい…


胸を撫で下ろした。





そのあと先生が来て、玉子役にひとつっこみ!!



して、STが始まった。


今日から文化祭準備のために、最終下校時間が9時になるらしい。



そうなんだ。

がんばらなきゃ!

うん。



他にも先生は何か言ってたけど、全然聞こえてこなかった。


上の空、今なら空も飛べちゃいそうなくらい、上の空。





わたしは、さっきの朝岡くんのことを考えていた。


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