‐ 白 雪 姫 ‐


 第16章、ドレス
1/5


 


「ゆき〜!!できたできた!やっとできたんだけどー!!」

次の日の朝学校へ行くと、杏が興奮気味でわたしに駆け寄ってきた。

 
「何ができたの??」

「白雪姫と王子の衣装がやっとできたのよー!!」


と杏は嬉しそうに笑いながら、白雪姫の衣装を見せてきた。

 
杏は衣装係長で、一番難しい白雪姫と王子様の衣装の担当をしていた。


それは、わたしが夢で見たワンピースにそっくりだった。


 
「すごい!ありがとう」

とわたしが言うと、杏はぐいっとドレスをわたしに押し付けてきた。

「着替えてきて!サイズとか色々調節したいから。

朝岡くんも早くこれに着替えて!」

 


これで、いいのかな?


トイレでドレスに着替えたわたしは、鏡に映る自分の姿に不安を覚えた。


杏の作ってくれた立派な衣装を身にまとうと、わたしの顔はかなり幼く見えてしまう。



どうしよう…

 
- 86 -

back *# next

⇒しおり挿入
/299 n

⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ook