‐ 白 雪 姫 ‐


 第11章、流れ星
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外はびっくりする程の星空。


「わあ〜、プラネタリウムみたいだね」

とわたしが言うと


「もしかしたら、プラネタリウムよりこっちの方が綺麗かもね」


と朝岡くんが言った。



わたし達はしばらく満天の星空に見入っていた。
 



 
星が、降ってきそうだなあ…

と思っていると



「倉内さんって冬生まれ?」


朝岡くんが、突然聞いてきた。

 
「そうだよ。わたし、初雪の日に生まれたんだって。」


「ふぅーん、だからゆきなんだ」


朝岡くんに“ゆき”と呼ばれたことで、またどきりとするわたし。




「じゃあ…朝岡くんは、陽太郎だからー春生まれ??」


朝岡くんが頷く。


「そう。春の太陽みたいに明るくて、人に力を与えれる人に育って欲しかったんだって。」


 

うん、朝岡くん、
そのまんまだよー!!


「朝岡くんって、名前の通りの人だよね」


「それはどーだろね」


と朝岡くんは、笑う。

わたしも一緒に笑った。




朝岡くんといると、ほんとーに楽しい。

こころから幸せだなって思える。



でも思えばわたし、一ヶ月前までは朝岡くんのこと、全然知らなかったんだな……


朝岡くんがこんな風に笑うことも、こんなに優しい人だってことも……



もし告白するなら、今がチャンスだよね??


わたしは手で作ったグーを握りしめた。



 

「朝岡くん?」

「ん?」


朝岡くんは優しい目でわたしの方を見る。


「あのね、わたしね」


朝岡くんは、わたしを見たまま。


「わたし、わたし朝岡くんのことが―」


 
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